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工場紹介
2016/05/16

オフ輪工場の素顔14(CTP版)

メディア

アナログ版とCTP版

印刷機に付ける版は、現在CTPが主流で弊社も100%がCTPになり、フィルムから焼き付けるアナログ版は使用しておりません。アナログ版用の植版機はもったいない話ではありますが、もう搬出(廃棄)してしまいました。CTP化することで、焼きボケやごみ付などの刷版作成時のトラブルは圧倒的に減り、見当精度や網点再現性など印刷時の性能も向上しております。この辺りは、オフ輪印刷であろうが枚葉印刷であろうが状況は変わらないと思います。

オフ輪用のCTP

枚葉印刷機用のCTP版は厚さが0.24ミリですが、オフ輪印刷機用のCTP版は0.3ミリ厚なので共用はできません。焼付け作業そのものは同じ出力機で併用してできるので、厚さ以外の部分はそう変わらないかと思います。(メーカーに聞いたわけではないので定かではありませんが・・・)

同じオフ輪印刷用のCTP版であっても、印刷機のサイズにより版サイズも異なり、A輪とB輪の違いはもちろん、同じA輪でも幅が38インチと40インチでは版サイズも異なります。また、版自体の見た目は全く変わりませんが、印刷適性に合わせてメーカーもいくつかのタイプの版材を提供しており、例えばロットの大きな仕事をする場合、多少値段は高いのですが印刷耐久性の高いタイプの版を使用することで版の交換頻度を減らすことができたりします。

そういう次第で、一口に版と言ってもメーカー・サイズ・適性でいくつもの種類を使い分ける必要があり、現場での在庫管理は簡単ではありません。