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工場紹介
2016/11/10

オフ輪工場の素顔22(搬送装置)

メディア

オフ輪最終工程

印刷された刷本は折機ユニットで折加工され、コンベアを流れてスタッカーバンドラー(写真左側の機械)に入っていきます。スタッカーバンドラー内で積み重ねられて上下に当紙を載せた状態で結束されます。結束された刷本の束はパレタイジングロボット(写真右側のアーム状の機械)でパレットの上に積まれます。

指定された数量の刷本の束が積まれたら、パレットの状態でラップフィルムで巻くなど荷崩れ防止処置を行った上で、次工程に出荷されます。

製本加工がある場合は製本作業所へ移動し、折込チラシ等そのまま使用する場合は折込会社の倉庫に移動します。

搬送工程でも検査

搬送工程では印刷も折加工も終わって出てくるので、オペレーターはコンベアを流れる刷本を抜いて仕上がりの確認を行います。スタッカーバンドラー内で刷本がきちんと積まれているか、結束がきちんとなされているか、あるいはパレットにきちんと積みあがっているか等確認します。

通常は異常が多発する工程ではありませんが、静電気の影響や用紙が厚かったり薄かったりする影響で刷本の揃えが悪いと、刷本が部分的に飛び出て結束時に破れたり、刷本に変な癖がついて製本しにくくなったり、用紙にしわが寄るなどトラブルが起こることがあるためです。

いくら印刷や折加工がきちんと出来ていても、荷姿が悪い事で結果的に不良品となってしまうため、印刷オペレーターは荷姿も含めて確認して気を配る必要があります。