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スタッフブログ
2017/06/08

本社探検2(写植機)

メディア

ここに写っている機械は、印刷業界で働いている方でも見たことが無いという方も多いかもしれません。

何をするものかと申しますと、印刷物に載っている文字や記号を植字する機械で写植機といいます。今でこそ印刷物の文字はパソコン上で入力、フォントタイプやサイズ、太さ、字送り、色などかなり自由自在に設定できますが、それ以前は電算写植機やここに写っている手動写植機で文字のみ、ある程度レイアウトして打ち込み、印画紙に出力し、デザインレイアウトに合わせて版下に貼りこむという作業を行っていました。

ちなみに写植とは「写真植字」のことです。この機械に文字盤(機会を改めてご紹介します)をセットし、原稿に合わせて1文字ずつ!打ち込んでいきます。打ち込むと申しましたが、実際には印画紙に1文字ずつ!「撮影」していたんです。

そういう作業を行っていますので、文字を詰めるとか、文章を追加するとか、今では比較的簡単にできる変更も、当時は関連するブロック全体で打ち直すとかして、版下に貼りなおすというかなり面倒な作業が必要でした。

今では使用しておりませんが、いろいろとお世話になった機械です。