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2017/07/06

本社探検4(マッキントッシュクラシック)

メディア

印刷業界はDTPでマッキントッシュが主流だった関係もあり、APPLE製品の使用比率が高い業界といえるでしょう。

DTPがスタートした頃は、導入に1セットだけでも2~300万円はかかっていたようですが、それでも従来のシステムよりはるかに安価に制作ができるということでどんどん普及していきました。なにしろ従来文字は文字、イラストはイラスト、写真は写真と個別に材料を用意し、版下や製版でレイアウトしていたものが、同じ画面上で完成状態をシミュレートしながら制作できるわけですから画期的と言えるでしょう。

ただ(今に比べれば、ですが)PCの処理速度の遅さ、メモリー容量の少なさ、外部記憶装置の貧弱さ、プリンターなど周辺機器の処理速度の遅さ、通信インフラの貧弱さなどハードがついて行っていないので、現在とは比較にならないほどストレスの多い作業ではありました。PC画面もすぐ計算で止まりますし、プリント1枚出すのに何分も場合によっては何十分も待つ場合もありました。(30分待って、やっと出てきたプリントが使い物にならなかった時は、怒るより笑いました)

そういう時代を経ながらハードもソフトも日進月歩で進み、今では昔のスーパーコンピューターのようなスペックの機器を誰でも使用することができています。写真のマッキントッシュクラシックは当時(90年代半ば)でもDTPに使うには貧弱なスペックでしたが、それでも1000ドルくらい(当時のレートの日本円では20万円くらい)したと聞いております。今ではオブジェになっておりますが、当時を思い起こさせる懐かしいマシンです。