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低温乾燥
2017/08/03

低温乾燥インキのテスト

メディア

低温乾燥印刷で低温乾燥インキを使ったらどうなるか

先月の話になりますが、深谷工場の輪転機で「低温乾燥インキ」のテストを行いました。

弊社では、CTPプレートAZURA導入に伴うリセット作業で、従来よりもドライヤー設定温度を下げても印刷できる「低温乾燥印刷」を実践しておりますが、それでも用紙や絵柄の条件によっては、ブリスターや背割れなど乾燥にまつわるトラブルは無くなってはおりません。

「低温乾燥インキ」は発表時から存じておりましたが、このたびメーカー様(DICグラフィックス株式会社様)からテストのご提案があり、ブリスター事故の発生した製品の絵柄でテストしてみることにいたしました。結果的には通常インキ使用時よりも20度設定温度を下げることができました。今後もう少し条件の良い絵柄で印刷した場合に温度をどこまで下げられるかもテストしてみる予定です。

「低温乾燥印刷で低温乾燥インキを使ったらどうなるか」というダジャレのような取り組みですが、温度を下げた分紙にかかる負荷が低減し、ブリスターや背割れなどの発生リスクは低下しますので、チャレンジを続けてまいります。