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工場紹介
2016/02/18

オフ輪工場の素顔1(オフ輪印刷機の特徴)

メディア

印刷物製作に関わる方でもオフ輪工場を見る機会は多くないかもしれません。そんな「秘密のベール」に包まれた?オフ輪工場で、どのように印刷物を製造しているのか、当社の深谷工場、川島工場の事例で今後随時ご紹介してまいります。

まずオフ輪印刷機の特徴をご紹介します。まず印刷スピードが速いことです。次に印刷・乾燥・加工が一通り「出来上がって」出てくることです。そしてそのために印刷機械が巨大なことです。

この中で今回は主に印刷スピードについてご説明します。枚葉印刷機の場合、印刷スピードは時間13,000枚から18,000枚くらいかと思いますが、オフ輪印刷機の場合分速700枚から800枚くらいなので、1時間換算にすると42,000枚から48,000枚の計算となり、単純比較で約3倍のスピードになります。50万枚の印刷物を作るのに、オフ輪印刷機では12時間くらいで出来上がるものが、枚葉印刷機の場合は1日回しても終わらない計算になります。そういう点でオフ輪印刷機は大ロット向けと言われるゆえんです。逆に小ロットで500枚や1000枚ではそれこそ数分で印刷は終わってしまうため段取り時間と損紙の方が多くなってしまいます。

枚葉印刷機とオフ輪印刷機の使い分けは、ロットのみでなく、用紙や後加工など様々な要因で決まりますので、お迷いの場合は弊社営業にご相談いただければと思います。スピードが速いことはオフ輪印刷機の大きな武器です。ただしそのことによる制約もありますので、今後そうした点も含めてご紹介していきます。