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工場紹介
2016/02/22

オフ輪工場の素顔2(オフ輪印刷機の特徴ーパート2)

メディア

当社の工場にご見学に来られたお客様が驚かれるのはオフ輪印刷機の大きさです。当社で使用しているA横全判(A1サイズが印刷できる機械)やB縦半裁(B2サイズが印刷できる機械)タイプの場合で機械の全長は約40mになります。写真中央付近に操作しているオペレーターが写っていますので、大きさの対比がお分かりになると思います。これでも機械全体が写っているわけではありません。

オフ輪印刷機が大きいのは、直接印刷をしているユニットの前後に、用紙を供給する部分(給紙部)、インキを熱風で乾かす部分(ドライヤーユニット)、加工する部分(折機)、出来上がった製品を搬送する部分(コンベアー・バンドラー・パレタイジングロボット)を含んだ大きさになっているからです。左右幅は機械本体以外に、付帯機器やオペレーションスタンドがあるので、約10mほどになります。これ以外に用紙を準備するスペースや出来上がった印刷物を移動するスペースなど必要とするため、当社工場の場合、1台のオフ輪印刷機に50m×12mほどのスペースをとっています。天井高も9mほどあるので、工場が倉庫のような大きさになってしまいます。

枚葉印刷機の場合、厳密な温湿度管理を必要とするために全館空調をしている工場も多いのですが、この、倉庫のような建物を全館空調するのは困難なのでスポット空調を行っています。

このように大きな機械ですが、自動化が進んでいるのでオペレーションは数人で行っており、機械の大きさとともに人の少なさにも驚かれることが多々あります。