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工場紹介
2016/03/22

オフ輪工場の素顔8(オフ輪に使う用紙ーパート3)

メディア

オフ輪印刷の用紙保管

用紙の保管には場所をとります

オフ輪印刷に使用する巻取り用紙は、当社深谷工場の場合は自動倉庫に保管していますが、川島工場の場合は写真にありますように屋内に縦に立てて保管しています。実際に印刷機に装着する際には、横に転がる状態で使用いたしますが、全ての巻取り用紙をその状態で保管しようとすると、巻取り用紙で工場内のスペースが埋まってしまうため、やむなく立てて保管しているわけです。

オフ輪用紙の在庫が増える理由

自動倉庫を使用している深谷工場であっても全ての巻取り用紙を自動倉庫に入れているわけではなく、工場内に立てたり、転がしたりして保管している分が大量にあります。本来、印刷は受注型産業で印刷物を作り置きしておくものではないので、材料である用紙も必要な分だけを購入使用するのですが、巻取り用紙は1本単位の購入で、1.5本とか1.3本という購入はできないので、どうしても半端紙が出ます。使いかけの用紙はサイズが中途半端になるので、基本的に自動倉庫に戻さない(自動倉庫のセンサーがうまく感知せず出し入れできなくなる場合がある)ために工場内に保管します。また、印刷予定の変更で用紙が変わったり、印刷数量の変更で入ってきた用紙が余ったり、といった様々な要因で、未使用、使用済みの巻取り用紙が増えていきます。こうした事情は枚葉印刷をされているお会社でも多かれ少なかれ同様の状況はあると思います。

オフ輪用紙の効率活用

巻取り用紙はクラフトの保護紙に包まれていますが、使用する際にはそれを剥がします。ですから特に使いかけの用紙は時間の経過とともに劣化していきます。仮に未使用であっても劣化することに変わりはありませんから、どれだけ巻取り用紙を効率的に管理できるかは、大切なことですし、紙は森林資源からできておりますので、効果的に活用することが印刷会社の責務でもあります。