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工場紹介
2016/03/10

オフ輪工場の素顔6(オフ輪に使う用紙)

メディア

枚葉印刷の用紙が1枚ずつカットされているのに対し、オフ輪印刷の用紙はロール状の巻取用紙で入荷されてきます。巻取用紙をお客様にご説明する時はよく「トイレットペーパーの親玉」というたとえをするのですが、「親玉」の名にふさわしくとても大きなものです。写真は深谷工場における巻取用紙の入荷作業です。運送トラックに積まれた巻取用紙を1本ずつ転がして、自動倉庫に搬入しています。

巻取用紙の大きさは、直径1m強、幅も1m近くあり、運送ドライバーさんや荷受け作業者と比較していただけば、その大きさがわかりやすいと思います。重量も500キロ~600キロくらいあります。印刷用紙は厚さを単位面積当たりの重さで表示するので、量らなくとも1本当たりの重量はだいたい計算でわかるのです。厚い用紙ほど基本的に重くなります。

1本の巻取用紙の直径は大半のオフ輪印刷機への装着限度に合わせ大体1.1m以下にする必要があります。そのため厚い用紙は1本当たりの枚数が少なく、薄い用紙は枚数が多くなります。1本当り9連(9,000枚)程度の用紙もあれば、27連(27,000枚)程度の用紙もありさまざまです。オフ輪印刷機の場合、1分当たり600枚~700枚を印刷しますから、大きな巻取用紙も厚い紙であれば15分前後、薄い用紙でも40分前後で1本の用紙を使い切ってしまいます。当社の場合、オフ輪印刷機がフル稼働すると、1日で巻取用紙を400本くらい印刷する計算になります。